木曜日, 16/04/2026 - 11:37

若く焼きなおされた小男

神様がまだこの地上を歩いていた頃、神様と聖ペテロはある晩鍛冶屋に立ち寄り、ただで泊めてもらいました。するとたまたま、年とって体が弱りよぼよぼになった貧しい乞食がこの家に来て、鍛冶屋に施しを願いました。...

貧乏な粉屋の若者と小猫

ある水車小屋に、妻も子供もいない年とった粉屋が住んでいて、三人の見習いがこの粉屋の下で働いていました。三人が何年かここで働いていたので、ある日粉屋は三人に、「私はもう年だから、隠居してストーブの後ろに...

誠実なフェレナントと不誠実なフェレナント

昔、裕福だったときには子供がいなくて貧しい時に男の子ができた亭主とおかみさんがいました。二人は子供の名付け親を見つけられなかったので、父親が、名付け親が見つかるか他の村へ行ってみよう、と言いました。途...

親すずめと四羽の子すずめ

すずめがツバメの巣で四羽の子すずめを育てていました。子すずめたちの羽毛が生えそろったころに、いたずら坊主たちが巣を引っ張り出しましたが、運よく強い風にのって全員無事に飛び立ちました。すると親すずめは、...

蜜蜂の女王

二人の王様の息子が冒険を求めて出かけましたが、すさんだだらしのない生活にはまってしまったので戻って来ませんでした。末の息子は、抜け作と呼ばれていましたが、兄たちを探しにでかけました。しかしやっと見つけ...

苦楽をわかつ

昔、一人の仕立て屋がいました。この仕立て屋は短気な男で、おかみさんは善良で働き者で信心深い人でしたが、決して亭主の気に入りませんでした。おかみさんが何をしても、亭主は満足しなくて、ぶつぶつ文句を言い、...

腕のいい狩人

昔、錠前屋の仕事を習い覚えた若い男がいて、父親に、もう世間に出て運を試してみる、と言いました。「よかろう。わしもそれに賛成だ。」と父親は言って、旅のお金をいくらか渡しました。そこで若い男はあちこち旅を...

背嚢と帽子と角笛

昔、3人の兄弟がいましたが、だんだん貧しくなり、とうとうあまりに貧しくて空腹を我慢しなくてはなりませんでした。何も食べたり飲んだりするものがなかったのです。それで「こんな風に続けていられない。世界に出...

聖母マリアの子供

大きな森のすぐ近くに木こりの夫婦が住んでいました。子供は一人だけで、3歳の女の子でした。しかし、夫婦はとても貧しかったのでもう毎日食べるパンがなくなり、どうしたら子供に食べ物を手に入れられるかわかりま...

聖母のおさかずき

昔、ワインをたくさん積んだ荷車がわだちにしっかりはまって、御者がどんなに頑張っても動かすことができませんでした。すると、そこにたまたま聖母が通りがかり、この男が困っているのがわかって言いました。「私は...

美人のカトリネルエとピフ・パフ・ポルトリー

「こんにちは、ホレンテ父さん。」「どうもありがとう、ピフパフポルトリー。」「あなたの娘さんをもらいたいんだけど許してくれますか?」「ああ、いいとも。もしマルコ・ミルチカウ(乳搾り)母さんと、ハイアンド...

糸くり三人女

昔、怠け者で糸を紡ごうとしない娘がいました。それで娘の母親は「どうしたってお前をその気にさせることはできやしない」と嘆いていました。ついに或るとき堪忍袋の緒がきれカッとなって母親は娘をなぐりました。そ...

神様の動物と悪魔の動物

神様は全ての動物を創り、狼を自分の犬に選びましたが、山羊を忘れてしまいました。それで悪魔も準備し創り始め、立派な長い尻尾のある山羊を創りました。さて、山羊が草を食べに行くと、たいてい尻尾が生け垣にひっ...

神様のめしあがりもの

昔、二人の姉妹がいました。一人は子供がいなくて金持ちでした。もう一人は五人こどもがいる後家で、とても貧しかったのでもう自分と子供たちに満足な食べ物も得られませんでした。それで、困って姉のところへ行き、...

知恵者エルゼ

昔、”賢いエルシー”と呼ばれた娘がいる男がいました。娘が大人になったとき、父親が「娘を結婚させよう」と言い、母親は「ええ、もらってくれるだれか来てくれるといいんですが」といいました。とうとう一人...

知恵者のグレーテル

昔、グレーテルという名前の料理人がいました。グレーテルはかかとの赤い靴を履いていて、それででかけるときはいつもあっちこっちとまわってみて、(私ってなんてきれいなの)と思いました。家に帰るととても嬉しい...

百姓と悪魔

昔、先見の明があり抜け目のないお百姓がいました。その人のいたずらはたくさん人の話になっていますが、一番の話しは、悪魔を手玉にとりばかにした話です。お百姓はある日畑で働いていました。夕闇が広がりだし、家...

白雪姫

昔、真冬に、雪が羽のようにチラチラと空から降っているとき、窓のところでお后が縫物をしていました。窓枠は黒檀でできており、縫物をして窓から雪を見ている間に、お后は針で指を刺してしまい、3滴の血が雪の上に...

白蛇

昔、知恵があることで国中に評判の王様が住んでいました。王様が知らないことは何もなく、まるで最も秘密なことがらが空中から王様に伝わってくるかのようでした。しかし、王様には奇妙な習慣があり、毎日夕食後、食...

白い花嫁と黒い花嫁

女が飼い葉を刈りながら実の娘と継娘と一緒に野原を歩いていました。そのとき神様が貧しい男の姿で三人の方に来て、「村に行く道はどっちかね?」と尋ねました。「知りたいなら自分で探すんだね」と母親は言いました...

王の子ふたり

昔、ある王様に小さな男の子がいて、その子の星まわりで16歳のときに牡鹿に殺されると予言されていました。それでその年になったあるとき、猟師たちが一緒に狩りに行きました。森で王様の息子は他の人たちと離ればな...

猫とねずみとお友だち

ある猫がはつかねずみと知り合いになり、猫がねずみに、あなたをとても好きだし友達になりたいんだ、としきりに言ったので、とうとうねずみは猫と一緒に暮らし家事をすることを承知しました。「だけど、冬に備えなく...

狼と猫

猫が森でたまたま狐に会いました。「狐は賢くて経験豊かだから、世間でとても尊重されているんだ」と思い、愛想良く話しかけました。...